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女子ライダーが元気なのは全日本だけじゃない!! – 2019 鈴鹿サンデーロードレース 開幕戦

全日本ロードレース選手権シリーズが栃木県のツインリンクもてぎで開幕した4月7日(日)、三重県の鈴鹿サーキットでも鈴鹿・近畿選手権シリーズ 鈴鹿サンデーロードレースが開幕し、3クラスに5名の女子ライダーがエントリー。


JP250クラスでは女性ライダーのフロントロー独占で決勝レースがスタート。

結果はポールtoウィンで#54 片山千彩都選手(GOSHI Racing)が優勝、予選3番手の#17 桐石世奈選手(Team HIRO&チャレンジフォックス)も3位表彰台を獲得しました。



→ 片山 千彩都 選手コメント

鈴鹿サンデーロードレース開幕戦に参戦しました!

今年はJP250への参戦も3年目となります。なのでより高みを目指す為、600ccでの練習を取り入れるなどして自身の強化を目標にオフシーズン過ごしてきました。

そして迎えた今年の初戦鈴鹿西コース。三度目の正直として、やっとポールtoウィンで表彰台の真ん中に立つことが出来ました!?

レコードまで0.8秒及ばなかった事がとても悔しいですが、とても嬉しいです!

また、600ccで培えたスキルは250ccでは良し悪しがあるのだと気付く事が出来たレースとなり、多く反省点を見つけられた事も今回の大きな収穫となりました。

今回のレースを踏まえ、次戦に向けてよりスキルアップ出来るように頑張ります!

スポンサー様、そして応援して下さる沢山の方々、カメラマンの皆様、ありがとうございました!

また次戦もよろしくお願いします!



→ 桐石 世奈 選手コメント

今シーズンの目標でもあったJP250クラスでの表彰台を初戦で獲得することができました。

スタートこそ少し出遅れてしまいましたが、焦らずに集中し、自身の順位をしっかりとキープしながら走行した結果が初表彰台に繋がったのだと思っています。

また決勝中は35秒台でラップし、ファステストラップを記録することができたことは自分にとって凄く自信になりました。

この結果に満足せず、更に上を目指して頑張っていきたいと思います。

チーム監督、スポンサーの皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。今回も沢山の応援ありがとうございました。

次戦も頑張ります。



→ 笠井 杏樹 選手コメント

あれから一年!

今年も鈴鹿サンデーロードレースにナショナルJP250シリーズ通して参加することになりました。

一年経って少しは成長できたのでしょうか?

今年の目標はまず一勝です。って偉そうな事を妄想しつつ金曜のスポーツ走行からサーキット入りしました。

ところが新しいフロントサスペンションに苦労して全くタイムが出ません・・・

「物のせい」にするところを見ると退化しているみたいです・・・


土曜日には九州から遠征の片山選手もテスト走行を開始しました。一歩先にいるぐらいと思っていましたが、いや眼の前にいても地球一周ぐらい差があります。もはやコバンザメ作戦しかありません。後ろにピッタリくっついて走る作戦で、なんとか自己ベスト付近タイム近くまでアップして練習走行を終えました。

迎えた予選、緊張のあまりガチガチに力が入ってこれまたタイムが出ません。開き直ってスムーズに走ってなんとか練習時のタイムが出せて終了しました。

結果は自己最高の2位。嬉しいです。トップから1秒近く離されても嬉しいです。3位とコンマ2秒しか離れてなくても嬉しいです。女子3人でフロントーロー独占の快挙でした。


迎えた決勝。

目標はポールの片山選手が見えるところでレースが出来るようにすること、レースタイムを16分付近にすること、ベストタイムを更新すること、1分35秒前半のタイムを出すことでした。

気合一発スタートは大成功しましたが、これまた走った事がないトップ走行に緊張してタイムが出ません。

片山選手、小野選手、桐石選手に抜かれてやっと緊張から開放されいつもの走りができた感じです。

そして結果は優勝目指して走らんランナーにポディウムなしの格言どおり4位チェッカーでした。女子1-2-3を狙っていたのに。みんな私の責任です。

言い訳ですが目標は達成してますよ。次は優勝だぁ!





JP250の予選結果


1位(NATクラス1位) #54 片山 千彩都(GOSHI Racing) 1’35.034

2位(NATクラス2位) #43 笠井 杏樹(TEAM TEC2 KORS) 1’35.975

3位(NATクラス3位) #17 桐石 世奈(Team HIRO&チャレンジフォックス) 1’36.203


JP250予選リザルト → 



JP250の決勝結果


1位(NATクラス1位) #54 片山 千彩都(GOSHI Racing)

3位(NATクラス3位) #17 桐石 世奈(Team HIRO&チャレンジフォックス)

4位(NATクラス4位) #43 笠井 杏樹(TEAM TEC2 KORS)


JP250決勝リザルト → 






また、CBR250RR DREAMカップでも2位表彰台を#56 梶山采千夏選手(56RACING)が獲得!

J-GP3は#17 桐石瑠加選手(Team HIRO&チャレンジフォックス)が残念ながらDNFでしたが、鈴鹿サンデーロードレースでも女性ライダーたちは幸先の良いスタートを切ったようです!!





CBR250R DREAM CUP Eクラス/CBR250RR DREAM CUPの予選結果


2位(RRクラス2位) #56 梶山 采千夏(56RACING) R 1’37.338

20位(Rクラス6位) #46 平野 佑果(CLUBモトラボEJ) 1’44.786

27位(Rクラス10位) #47 滝 かおる(かおるフレンズ & speedHeart ) 1’49.137


DREAM CUP予選リザルト → 



CBR250R DREAM CUP Eクラス/CBR250RR DREAM CUPの決勝結果


2位(RRクラス2位) #56 梶山 采千夏(56RACING)

14位(Rクラス2位) #46 平野 佑果(CLUBモトラボEJ)

18位(Rクラス5位) #47 滝 かおる(かおるフレンズ & speedHeart )


DREAM CUP決勝リザルト → 




→ 桐石 瑠加 選手コメント

開幕戦の予選は、これまで自身がなかなか越えられなかった壁でもあった、自己ベストタイム更新となる29秒台を記録する事が出来、決勝での目標は28秒台に入れる事でした。

ですが、スタート直後のショートカット立ち上がりにて、自分の前を走るライダーの転倒により、スタート直後の接近した状況から転倒車両を避ける事が出来ず自身も転倒する形となり、非常に悔しいリタイアとなってしまいました。

レースにタラレバはありませんが、「あの位置で走っていなければ」と考え出せばどんどん悔しくなってきますが、悔しさをぶつける場所もないのでこれもレースだと思い、身体とマシンをしっかり直して次戦にこの悔しさをぶつけられたらと思います。

レース後沢山の方にご心配を頂き、皆さんの暖かい言葉に励まされ、改めて皆さんのお陰でレースができているのだと感じました。

そして姉の世奈が初の3位表彰台だったのでこれもまたいい刺激をもらえました!!

姉の世奈に負けないよう私も頑張っていきます!!



J-GP3の予選結果


12位(NATクラス11位) #17 桐石 瑠加(Team HIRO&チャレンジフォックス) 1’29.716


J-GP3予選リザルト → 



J-GP3の決勝結果


DNF #17 桐石 瑠加(Team HIRO&チャレンジフォックス)


J-GP3決勝リザルト → 



鈴鹿サンデーロードレースの第2戦、JP250は4時間耐久レースとなります。

どうやら、優勝争いができる女子ライダーペアが結成されるようで、カメラ片手に観戦&応援に足を運ぼうかと思っています。

皆さんも、サーキットに足を運ばれてみてはいかがでしょうか??



PHOTO Yasutaka Sato
Special Thanks H.WAKITA



※※ 追記 ※※




ST600Rクラスにエントリーしていた中谷亜加音選手の掲載がもれていましたので、追記してお詫びいたします。


開幕戦から600でエントリーしているということは目標は「鈴鹿4時間耐久」なのでしょうか・・・

今年も鈴鹿4耐で女性ライダーの応援ができそうですね。。





ST600Rの予選結果


11位 #15 中谷 亜加音(オールオート with MTRT) 1’29.464


ST600R予選リザルト → 



ST600Rの決勝結果


13位 #15 中谷 亜加音(オールオート with MTRT)


ST600R決勝リザルト → 



※ST600Rクラス

世界的に人気の高い600ccのスポーツモデルはモデルチェンジのサイクルが早くなり、改造範囲が限られているストッククラスでは、新旧モデルの性能差が大きくなってしまうケースも多く、参加台数の多いST600では、旧モデルでの予選通過が難しくなります。

そこで旧モデルだけを参加対象にしたクラスが、ST600Rということです。




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