亜弥選手が世界に挑む! – 2019 FIM トライアル世界選手権 第2戦 ストライダー 日本グランプリ
2019 FIM トライアル世界選手権 第2戦 ストライダー 日本グランプリが6月8日(土)と9日(日)の二日間、栃木のツインリンクもてぎで開催されました。
昨年に引き続き、TRIALGP Womenに西村亜弥選手がエントリーし、世界トップクラスのレディースライダーたちに挑みました。
そんな姿を、当日、現地で実況の仕事をしていたカッキー(柿沼佐智子さん)が寄稿してくれました。
今年もいよいよトライアル世界選手権がやってきました。
季節柄、予報も外れず、やっぱりもてぎは雨模様だったわけです。
今年、ウーマンクラスはジュニアクラスの開催がなく、女性トップクラスのみが日本にやってきました。
それによって条件などから、日本人女性ライダーで世界選手権に参戦するのは西村亜弥選手ただ1人となりました。
昨年は「何もできなかった」と言っていた西村選手ですが、今年は予選から魅せてくれます。
減点方式のバランス競技であるトライアルですが、唯一予選はバランスと(ブラス)スピードでの争いになるんです。
2回ある予選、なんと唯一、減点ゼロ!!
雨が降り続く中、滑りやすい泥と岩のセクションですごいことです。
土曜日は雨、日曜はドン曇りの中の世界選手権でしたが、きっと昨年の自分の中でのリベンジもあるでしょうし、全日本の時とは違ったターゲットで走っていたと思います。
そして全日本では絶対女王の彼女ですが、世界はやはり世界基準のセクション作り。
相当ハードなものだと思います。
それでもいつものように丁寧にセクションを行く西村選手。
私が実況を担当していた最終15セクションでは、見事クリーンを出して私たちを沸かせてくれました。
終わってみれば両日とも9位のシングルチェッカー。
各ライダーのタイミングの差もありますが、一時はトップ3にスコアリングされる走りをしていました。
土曜は1ラップ目と2ラップ目で雨量の差から全員が苦しみましたが、日曜は他のライダーが崩れていく中、1ラップ目でミスしたセクションはすべて減点を抑えてリカバーする走り。
今シーズンは、ヨーロッパ以外で世界選手権が開催されるのは唯一ここ日本だけなんです。
だからこそ!!!
日本の女性ライダーの代表として、Betaという大きなブランドや宗七音響wiseというチームの看板を背負って戦うこと、プレッシャーは相当あったと思います。
一旦バイクを降りれば、海外の女性ライダーと楽しく写真を撮ったり1人の女の子に戻っていた西村選手。
きっとライバルとして戦った多くのライダーから沢山の学びを得てさらに美しく強いライダーとして残りの全日本を戦ってくれると思います。
次はぜひ全日本の会場へ彼女に会いに来てください。
DAY1結果
DAY2結果
亜弥選手、お疲れさまでした。全日本も頑張ってください!
ということで、トライアル世界選手権が行われたもてぎで6月23日(日)に2019年全日本トライアル選手権シリーズ 第3戦 関東大会が開催されます。
亜弥選手をはじめ、レディーストライアルの応援に足を運んでいただければ幸いです。
カッキー、ありがとうございました。 m(__)m