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鈴鹿4時間耐久ロードレース。熱い戦いに女子選手がダブルWin!!

梅雨の蒸し暑い気候の中、鈴鹿サーキット(三重)では7月7日(金)~9日(日)にかけて、2023 JP250 4時間耐久ロードレース、2023ブリヂストン鈴鹿4時間耐久ロードレース<ST600>が開催されました。

 

JP250には笠井杏樹選手、ムクラダ・サラプーチ選手、花木沙智選手、桑山絵美選手がそれぞれペアライダーとともに参戦。1番グリッドからスタートした杏樹組は序盤に4位に下がったものの、中盤以降はトップをキープ、ムクラダ組の追走を受けながらも最後は14秒もの大差をつけて92周を走り切り、優勝の栄誉を勝ち取りました! なお、杏樹選手は2019年にも片山千彩都選手とのペアで4耐優勝を果たしています! 感服です!

 

また、ST600クラスでは唯一の女性ライダーとして中谷亜加音選手が参戦。予選11番手からスタートしたチームは安定した速さで順位を上げ、総合6位でフィニッシュ! リバイバルクラスとしては昨年の3位を超えて見事優勝を飾りました。おめでとうございます。

 

JP250 4時間耐久ロードレース

 

JP250(Rider BLUE)の予選結果

1位 (INT 1位) #149 ムクラダ・サラプーチ(Thai Honda with SI Racing) 2’31.821

5位 (INT 3位) #7 笠井 杏樹(K0 Electronics&NOJIMA) 2’33.522

27位 (INT 9位) #4 桑山 絵美(Team橋本組+Emi) 2’43.260

JP250(Rider YELLOW)の予選結果

22位 (NAT 15位) #74 花木 沙智(Rank Up Racing) 2’42..448

 

予選リザルト →

Rider BLUE

Rider YELLOW

 

 

JP250 の決勝結果

1位 (INT 1位) #7 笠井 杏樹、中澤 晧平 組 (K0 Electronics&NOJIMA)

2位 (INT 2位) #149 ムクラダ・サラプーチ、ジャックリーパット・プッチサン 組 (Thai Honda with SI Racing)

リタイヤ #74 花木 沙智、高橋 匠 組 (Rank Up Racing)

リタイヤ #4 桑山 絵美、金山 和弘 組 (Team橋本組+Emi)

 

決勝リザルト 

 

■杏樹選手コメント

 

皆さん

いつも応援ありがとうございます。

笠井杏樹です。

鈴鹿JP2504時間耐久レース INTクラス優勝できました。

ペアを組んでくれた中澤晧平選手の速さのおかげです。本当にすごい。

去年も同じ体制でエントリーしたのですが、序盤に出たトラブルで残念ながら リタイヤしてしまい悔しい思いをしたので。今年は絶対に勝つという意気込みで鈴鹿入りしました。

ところが ところがですよ、前日の練習走行で、ギアボックスのトラブル対応と、いつも乗っている600からの乗り換えが難しくて全然タイムが出ません。周りもそれほど速くなかったのが救いでしたが、自分的には遅すぎです。幸いペアの中澤選手が順調にタイムを伸ばしFP2でトップでした。

 

カッコイイ予選

中澤選手がトップタイムです。1周だけのタイムアタックで出すなんて男前すぎです。

おかげさまで、私はほぼ新品状態のタイヤで予選を走ることができて5番手!  予選総合トップを守れて本当に良かったです。実は最終ラップ、ダッシュボードのアイデアルタイム表示が-0.5秒だったのですが、勢い余ってシケインでは止まり切れずオーバーランしてしまい順位を上げることなく終わったのが、とても残念でした。(見苦しい言い訳です)

 

そして心配な決勝

私たちのバイクの速さには秘密があります。でもそれが問題になりました。

バイクを 軽く作っているのですが、ライダーも減量したので、前日の車検では燃料を満タンにしたにも関わらず、総重量が202kgしかありませんでした。ルールでは200kg -1kg、つまり燃料を多く 残してゴールしないと失格になってしまうのです。

最後の私の走行では1周あたり最大430㏄消費しますので、満タンチャージ後、 

3㎏/0.74(GAS比重)=4.05L  4.05L/0.43=9.42周しか走ってはいけません。

8周+1周 をいかに残すようにトライするか? そして最多周回数でゴールしたい!

作戦は 28周*3?9周=93周でした。

でも、残念ながら92周でゴール。タイム的にも2018年の記録に1分ほど負けてしまい、最多周回数も達成できませんでした。

 

なんか、ちょっと足らない感じが私らしいという気もしますね。でも無事完走、そして優勝もできて本当に幸せです。

サポートして頂いたNojimaとお手伝いして頂いたFASTレーシングの皆さん、チーフメカニックの谷本さん、本当にありがとうございました。

今年も岡山で全日本ST600に出場します。

目標は表彰台と言いたいところですが、ポイント取得でMFJカップ鈴鹿も出たいという処です。

これからも応援よろしくお願いいたします。

 

ブリヂストン鈴鹿4時間耐久ロードレース<ST600>

 

ST600の予選結果

11位 (INT 7位) #15 中谷 亜加音、羽野 慎一 組 (オートライフハノ+ADF+乱乱) 2’21.108(Average)

予選リザルト 

 

ST600 の決勝結果

6位 (INT 5位/Rev 1位) #15 中谷 亜加音、羽野 慎一 組 (オートライフハノ+ADF+乱乱)

決勝リザルト 

 

 

■亜加音選手コメント

 

今年は、去年のリベンジで参戦を決意しました!

昨年同様、ペアライダーは鈴鹿サンデーでINT ST1000に参戦しているオートライフハノの羽野選手。

ADFと乱乱のチームの皆様と共に鈴鹿4耐を戦いました。

普段の練習時からチーム一丸となって耐久の想定を重ねていました。

レースウィーク中も雨を想定してのピットワーク作業や、色んな練習を繰り返していました。

 

そして、順調に行っていましたが、予選直前のフリー走行で私が転倒。

マシンにかなりのダメージをさせてしまいましたが、チームスタッフ皆の修復のおかげで予選に間に合いアタックすることが出来ました。

 

羽野選手が予選時に好タイムを刻んで頂いたおかげで11番グリッドを獲得。

決勝は3回ピット、4スティントにするためにHie Racingさんに攻めたセッティングをして頂き、挑みました。

各ライダー1時間連続走行を2回という、未知の走行時間になりました。

体力的には非常に厳しく、気が遠くなる寸前でしたが、意識を強く持つことで最後まで走り切る事が出来ました。

結果として総合6位、リバイバルクラス優勝を獲得することが出来たのも、私の足らない走りをカバーしてくださった羽野選手とチームスタッフの皆様、ご協力、応援してくださった皆様のおかげです。

600クラスで初めて1番高い位置に登らせて頂いたことに感謝致します。

ありがとうございました!

 

#15 オートライフハノ+ADF+乱乱 

 

 

PHOTO & Special Thanks H.Wakita


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