2017全日本トライアル選手権シリーズ第4戦 中国大会 Report
6月11日(日)、鳥取県にあるHIROスポーツパークで全日本トライアル選手権の第4戦 中国大会が開催されました。
今シーズンの全日本トライアルは早くも4戦目、前半折り返しの大会です。
週初めから天気予報はよくなかったのですが、日曜朝には太陽も顔を出し、夏の様な絶好の観戦日和になりました。
レディースクラスは第4、第5セクションを除く10セクション2ラップを今回は昨年レディースクラスを戦った稲垣 和恵選手がスポット参戦し、久しぶりに5名での戦いとなりました。
今回のセクションは(男性クラスは特に)簡単そうなセクションと難しいセクションのふり幅が大きい構成、さらに時間との闘いがライダーたちを苦しませていました。
その分、観客にとってはドキドキする見ごたえのある大会だったと思います。
そんな中、チャンピオン西村選手は1ラップ目を減点2点で通過。
「これは2ラップ目はクリーンラップが見られるんじゃないか?」と期待が高まりますが、残念ながら最後のセクションで悔しい減点1が付き、お預けに・・・。
ですが、ライバルを圧倒する走りで連続優勝記録を伸ばしました。
ライバルとの僅差の接戦を制して、久しぶりに2位表彰台を獲得したのは小玉 絵里加選手。
「これだけ走って何でこれしか点差が開かないんだ~~」って言ってましたが、でもそれに勝ち切ったのは評価に値することだなと称賛を送りたいなと思います。
小谷選手は今回、決して調子は悪くなかったように私には映っていましたが、ライバルが少ない減点でいけていたところで、ちょっと体制を崩してしまった惜しい減点が点差になったのだと思います。
寺田選手も時間に悩まされた1人。でも誰よりも積極的にセクションに入ってトライしていく姿は、とてもいいなと思いながら応援してました。
稲垣選手は今回はスポット参戦とのことで、今季はあとどこで出るかは決めていないとのことですが、話を伺っていると「楽しくトライアルを続けたい」という気持ちがとても伝わってきて、また近々ライディングを見るチャンスを楽しみに待ちたいなと思います。
そんな稲垣選手にインタビューさせていただきました。
結果は以下の通りです。
優勝 | #1 西村 亜弥(宗七音響 Wise Beta Team) | 減点3|クリーン17 |
2位 | #2 小玉 絵里加(HRCクラブぱわあくらふと) | 減点37|クリーン7 |
3位 | #3 小谷 芙佐子(victory & メーテル) | 減点39|クリーン5 |
4位 | #4 寺田 智恵子(大典白菊&CACIC) | 減点66|クリーン0 |
5位 | #5 稲垣 和恵 | 減点80|クリーン0 |
2017全日本トライアル選手権シリーズ 第4戦 中国大会 決勝公式リザルト
また、第4戦を終わってのランキングは以下の通りです。
Rank | No | Name Team |
Rd.1 | Rd.2 | Rd.3 | Rd.4 | Rd.5 | Rd.6 | Rd.7 | Total |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 西村 亜弥 宗七音響 Wise BETA Team |
20 | 20 | 20 | 20 | 80 | |||
2 | 3 | 小谷 芙佐子 victory & メーテル |
17 | 17 | 17 | 15 | 66 | |||
3 | 2 | 小玉 絵里加 HRCクラブぱわあくらふと |
15 | 15 | 15 | 17 | 62 | |||
4 | 4 | 寺田 智恵子 大典白菊&CACIC |
13 | 13 | 13 | 13 | 52 | |||
5 | 5 | 稲垣 和恵 |
11 | 11 |
来月7月はいよいよ北海道・わっさむ。
チャンピオンシップも残り3戦、後半戦に入ります。
「美しすぎる女性トライアルライダー」たちの戦いにぜひ注目してください。